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離婚後の戸籍・氏

離婚後の戸籍は二つに分かれます。
そして、妻が婚姻前の旧姓に戻った場合でも、結婚後の姓をそのまま使う場合でも、母親と子どもとの戸籍が別々になります。

二人の子どもを持ち、三人目を妊娠中に離婚を始めた(そしてその様をルポ漫画にした)、漫画家の内田春菊さんの例を見てみましょう。
『わたしたちは繁殖している』シリーズは、フィクションであることがたびたび強調されますが、離婚調停の流れに関してはすべて実話と見ていいでしょう。
内田春菊さんが前夫と結婚中に出産した第一子と第二子は、離婚後にはそれぞれ「養子」「養女」になりました。これは、一度離婚によってばらばらになった母親と子どもの戸籍を、元に戻したためです。
そして、離婚調停の最中に恋人との間に生まれた第三子、第四子が「長女」「長男」として登録されることになりました。

離婚すると、妻は夫の氏を夫婦の氏とする戸籍から除籍されるので、結婚前の戸籍に戻るのか、単独で新しい戸籍を作るのかを選ぶことになります。
夫が戸籍筆頭者の場合には、
夫……『平成○年○月○日妻○○と協議離婚』
妻……
婚姻前の戸籍に戻る場合には
『平成○年○月○日夫○○と協議離婚届出○○戸籍に入籍につき除籍』
新しく戸籍を作る場合には
『平成○年○月○日夫○○と協議離婚届出同日○○県○○市○○町四番四号に新戸籍編制につき除籍』
と戸籍に記載され、妻の名前が大きなバツ印で消されます。やはり内田春菊さんの「サボテンは強くない」(『ファンダメンタル』収録)に、「こーんなおっきなバツつくんだよ。派手な戸籍になるよ」と夫に話す女性が登場します。

こんな表記からも、「離婚は男の失敗」という意識が見えますね。

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